青い森FP事務所

不労所得という幻想

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投資を始めようと思って

本を読んだりネット検索をしていると、

「不労所得」

という言葉を目にしませんか?

 

不労所得とは、労せず(不労)に入ってくる利益(所得)

という意味ですから、何とも魅惑的な響きですよね。

 

「働かなくてもお金が入ってくるなら仕事しなくていいし最高だな」

そう思うかもしれませんね。

 

この不労所得という言葉は

株式投資や不動産投資の広告で

使われていることが多いように思いますが、

 

私はこの言葉のイメージには誤解があると思っていて

「『投資で不労所得が得られる』は幻想」

だと思っています。

 

これは、実際に18年間個人でいろいろな

投資をしてきて実感していることです。

 

私がこれまでに取り組んできた投資やトレードは

・不動産投資

・株式投資

・投資信託

・FX(これは投資というよりトレードですが)

・暗号資産

・生命保険

 

がありますが、誤解のないように表現するなら、

『投資は費用対効果の高い頭脳労働』

が正しいだろうと思います。

 

なぜか?

 

例えば、不動産投資を始める場合、

最初のうちは結構やることがあります。

・良い仲介業者を探す

・良い物件を探す

・良い管理業者を探す

・入居者を探す(探してもらう)

・入居者と契約を交わす

・壊れたら修理依頼をする

・毎年確定申告をする(これも必要なことです)

・入退去の手続きと原状回復

・売却時の手続き(買い手探し、売買契約など)

 

投資を始めていきなりこれらすべてを

テキパキこなせる人はいないと思いますから

知識ゼロで何となく始めてしまうと失敗する確率は高くなります。

 

そうならないためにも知識をインプットしたり

経験者に教えてもらいながら少しずつ詳しくなっていくのです。

 

そう考えると

不労所得というよりは、

 

「最初がめちゃくちゃ大変だけど

一度流れができてしまえばやることは少なくなり、

手放し運転状態で利益が得られる頭脳労働」

 

なんじゃないでしょうか?

 

これは、不動産投資に限らず、

株式投資にも言えることで、

・どんな銘柄を買うのか?という情報収入と分析

・いくら投資するのか

・どんなタイミングで投資するのか

・いつ利益を確保するのか

 

などの投資戦略を作る必要があります。

そう考えると、最初は必ず頭脳労働は必要です。

 

投資で実際にやることはお金を出すことなので、

お金さえあれば誰でも予備知識ゼロで

できてしまうので一見簡単そうに見えるかもしれませんが、

うまくいくかどうかは知識や経験の量によって

だいぶ変わります。

 

 

最低限の知識を身につけたり

小さな失敗を経験したり、

多少なりとも努力や労力は必要です。

 

でも、その努力が実を結んだ時に、

サラリーマンのお給料の

何倍にもなって返ってくる

可能性があるのが投資の魅力です。

 

正しいお金の知識と正しい行動を続けることで

投資の力を手に入れて、いずれは

「まるで不労所得のような状態」を目指してくださいね。

追伸

投資をしてはいけない人の典型的なパターンがあります。

それは、
「お金はあるけど知識がない人」

そんな方はいきなり投資はしないでください。

ほぼ確実に大損して終わりますから。

そうならないためにも投資を始める前に

ぜひ知っておいて欲しい内容を

オンラインで学べる動画講座にまとめました。

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この記事を書いた人

下田 幸彦

保険を売らない独立系ファイナンシャル・プランナー/

ITエンジニア(WEB系)、保険ショップ店長、有名住宅メーカー金融担当者を経て2016年に独立。1000世帯以上の保険見直し実績や投資だけで70万円を7038万円に増やした投資実績を持つ現役投資家FP。現在は金融、IT、脳科学、心理学、マーケティング、コーチングの知識を活かしてクライアントのライフスタイルに合わせた資産形成のアドバイス&サポートを行っている。
プライベートでは自宅の畑で作った野菜で料理をするのが趣味。

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