マイホームを買うとき、住宅ローンを利用する方は約７～８割ほどです。

そして、一般的にファイナンシャル・プランナーのアドバイスは

将来の金利水準が上がっても返済額が変わらないため家計管理がしやすい

全期間固定タイプの住宅ローンのアドバイスをするケースが多いように思います。

（実際マネー雑誌やネットの記事を見るとそのような回答が多いです）

全期間固定金利タイプの代表格と言えば

住宅金融支援機構のフラット３５が有名ですね。

出典：住宅金融支援機構HP

しかし、フラット３５以外でも

全期間固定金利を取り扱う金融機関があるのはご存知でしょうか？

今回、青森県内でフラット３５以外で

全期間固定金利の住宅ローンを取り扱っている

金融機関をご紹介します。

とくに、青森県内で住宅ローンをお考えの方は参考にしてください。

全期間固定金利の住宅ローン取り扱いの金融機関

東北労働金庫（東北ろうきん）

出典：https://www.tohoku-rokin.or.jp/kariru/krr01.html

東北ろうきんの住宅ローンの金利タイプは４種類

東北労働金庫の住宅ローンの金利は次の４タイプです。

1. 変動金利（最長40年）
2. 固定金利選択型（2年・3年・5年・10年）の４種類
3. 上限金利設定型（5年・10年）の２種類
4. 全期間固定（最長35年）

細かい話ですが、２番と3番の固定金利選択型と上限金利設定型は基本的には変動金利の一種です。

特約として一定期間だけ金利を固定しているだけです。

つまり固定金利の期間が終了する時、何もしなければ（もとの）変動金利になります。

というわけで、１～３は変動金利グループです。

変動金利グループの返済期間は最長40年となっていますが、

最終返済年齢が76歳未満なので、40年返済の住宅ローンを組むなら

「35歳までに」ということになりますね。

もう１つが全期間固定金利タイプです。

こちらは最長35年の返済期間なので、

35年返済は「40歳までに借りる必要があります。

ろうきん住宅ローンの特徴１：団体会員の構成員は保証料が無料

東北労働金庫の場合、住宅ローンを借りる時に保証会社に払う「保証料」を東北ろうきんが負担してくれるという仕組みがあります。

住宅ローンの保証料は、借りる方の信用度（安定的に返済できる可能性）に応じて幅があり、

40万円～100万円くらいかかることもあります。

この費用を金融機関側で負担してくれるのはとても嬉しいですね。

主に公務員の方と労働組合のある企業に勤務されていて労働組合に加入している会社員の方となります。

ろうきん住宅ローンの特徴２：各種ローンを住宅ローンと一本化できる

東北労働金庫には＜住宅ローンChange500＞という商品があります。

これは、住宅ローン以外のローンを500万円までなら住宅ローンと一本化できるというものです。

対象となるローンは「マイカーローン・カードローン・フリーローン」などローン使途に関わらずとありますから返済額を圧縮できるのは嬉しいですね。

ただし、通常、マイカーローンは5年～7年程度ですし、車両本体の寿命は35年も持ちませんから、いずれ「昔乗っていたクルマのローンを数十年にわたって返す」ことになるかもしれません。

住宅ローンとその他ローンの一本化は一時的にオイシイ話ですが、後々返済が難しくなる可能性もあることは注意が必要です。

みずほ銀行

出典：https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/loan/housing/index.html

来店型の住宅ローンと来店不要のネットローンがある

みずほ銀行には通常の住宅ローンの他に来店不要のネット住宅ローンがあります。

2022年1月現在、青森県には青森市にのみ支店があります。

ネット銀行の全期間固定金利の住宅ローン

有店舗型の他にネット銀行にも全期間固定タイプの住宅ローンを取り扱っているところはあります。

2022年1月現在は以下の通りです。

住信SBIネット銀行

ネット銀行は全国対応であることですが、手続きがインターネットと書面でのやりとりとなるためネットリテラシーが高い人向けならメリットは大きいでしょう。