青い森マネードクターズ

十和田市職員労働組合様のセミナーに登壇いたしました。

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2023年11月10日(金)に十和田市職員労働組合様主催のセミナーにて講演させていただきました。

テーマは「今さら聞けないイデコとNISA~基本と出口戦略を考える~」

 

当日の様子はこんな感じです。

 

・個人型確定拠出年金(iDeCo(イデコ))

・少額投資非課税制度(NISA(ニーサ)

 

ここ数年で、老後の資産形成を後押ししてくれる制度として

広く知られてきたのかなと思います。

 

 

今回はご参加の皆様に基本の知識として

加入条件や掛金の限度額、優遇税制、基本の運用の考え方について

お伝えさせていただきました。

 

 

さらに今回は出口戦略として、

退職金制度のある会社員の方や、公務員の方にとって影響のある

イデコの受け取り方と税負担の違い」について

3パターンご紹介させていただきました。

 

 

パターン1.イデコと退職金を同時に受け取る場合の税金の負担

パターン2.退職金を受け取ってからイデコを受け取る場合の税金の負担

パターン3.イデコを一時金で受け取ってから退職金を受け取る場合の税金の負担

 

3パターンとも、

イデコの加入期間や掛金額、受取金額は同じ条件とした場合、

退職金とイデコの受け取る順番やタイミングを変えると

納める税金の金額が数十万ほど変わる結果となりました。

 

ちなみに、勤続年数、退職金額、イデコの加入期間や金額、

一時金受け取りなのか年金受け取りなのかによって、

有利な受け取り方は変わりますので

個別に試算して有利な方法を選んでくださいね。

 

 

イデコは老後の資産形成を自助努力で行う人を

支援する制度として3つの優遇税制があります。

 

その2つが

・掛金は全額所得控除

・運用益は非課税(本来は20.315%課税)

 

これらは積極的に利用していきたいものです。

 

ただし、出口戦略(受け取る時)を考えておかないと、

思わぬ税負担をすることになるかもしれませんので

注意が必要です。

 

 

「ルールを知ってるか知らないか」で

手元に残るお金は変わるということですね。

 

もちろん法改正によってルールも変わることがありますから

入って終わりではなく、定期的に確認することも必要になりますね。

 

この記事を書いた人

下田 幸彦

保険を売らない独立系ファイナンシャル・プランナー。ITエンジニア、保険ショップ店長、有名住宅メーカー金融担当者を経て独立。1000世帯以上の保険相談実績と18年間の幅広い投資経験を持つ実践派FP。現在は金融、IT、脳科学、心理学、マーケティング、コーチングの知識を活かしてクライアントの生活と性格に合わせた資産形成・資産防衛のアドバイス&サポートを行っている。

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