“買って後悔…。”をなくす「資産になる買い物」の見極め方
「また使いすぎちゃった…」
「買ったのに、ほとんど使ってない」
「どうして毎月、お金が貯まらないんだろう?」
そんな風に感じたこと、ありませんか?
実は、50代女性の中で
「お金の使い方を見直したい」という声が増えています。
その背景には、老後資金不足への不安や、
片づけを通して「使っていないモノの多さ」に
気づいたことなど、いくつもの理由があります。
今回は、そんなあなたに向けて──
書籍『ゴミを買うな。資産を買え。』の中でもお伝えしている、
“資産になる買い物”を見極める5つの視点をご紹介します。
お金が「戻ってくる」可能性があるか?
あなたが買おうとしているモノ、
それは将来お金を生む可能性がありますか?
たとえば、投資の勉強に使う書籍やセミナー、
自分のスキルを伸ばす講座、リセール可能なブランドバッグなど。
これらは一見「消費」に見えても、
自分の将来価値を上げる“資産”になり得ます。
一方で、1度使って終わるレジャー用品や
流行りのグッズは、時間が経つほど価値を失います。
そのような買い物が絶対悪だ、というわけではありません。
資産価値がなくても本当にお気に入りであなたが
いつも幸せな気分になれるものならそれはそれでいいんです。
つまり意識して買うことの方が大切で
無自覚に買わないようにするだけで資産となる
買い物ができるようになっていきます。
“誰のため”の買い物か?
意外と見落とされがちなのがこの視点。
その買い物、「他人の目」を気にしていませんか?
SNS映え、ブランドのネームバリュー、
子どもや配偶者の顔色…
こうした動機での支出は、
後悔につながりやすいです。
大切なのは、
「私はこれを心から欲しいと思っているか?」という問い。
見栄ではなく、“自分の満足”を基準に選ぶようにしましょう。
3回以上使うイメージがあるか?
服・キッチングッズ・書籍など…
“買っただけで満足”していませんか?
モノは使ってこそ価値が生まれます。
「本当にこれを何度も使うだろうか?」と、
未来の使用シーンを具体的に思い浮かべてみてください。
使う自分の姿がパッと浮かばないものは、
残念ながら“ゴミ予備軍”かもしれません。
私はこれまでに買ってあまり使わなかったものに、
「2着買うと1着半額」というセールです。
どうしても、「半額なら、ま、いいか」という
気持ちがどこかにあって、甘い買い物になってしまって
あまり着ることなく手放してしまった経験があります。笑
買うときの気持ちはプラス?マイナス?
寂しいとき、イライラしたとき、
疲れているとき、お腹が空いてるとき、
なんとなく不安なとき。
そんな“心がマイナス”の状態のときほど、
人は衝動買いしやすくなります。
感情を満たすための買い物は、
短期的な安心感の代わりに長期的な後悔を生みます。
「買いたい理由が“感情”になっていないか?」と、
一歩立ち止まって考えてみてください。
これを逆にとって考えると、
・気持ちが落ち着いている
・感情的に満たされている
こんな時は良い買い物になりやすくなります。
例えば、週末に人混みの中で
イライラしながら買い物するより、
平日の午前中、お客さんがあまりいない状況で
ゆっくり買い物するのはおすすめです。
有給をとってでも試してみる価値はありますよ。
未来の自分が「ありがとう」と言ってくれるか?
最後の判断基準は、これが一番大事です。
数年後の自分が、
「あのとき買ってよかったね!」と
言ってくれるか?
この視点で選ぶと、
自然と「ムダ遣い」が減っていきます。
お金の使い方を“今の快楽”ではなく、
“未来の安心”を基準に変えていく。
それが「資産を買う」という新しい選択です。
まとめ
「買い物=悪」ではありません。
でも、「ゴミになる買い物」と
「資産になる買い物」は、
確実に存在します。
その違いを知らないまま過ごすか。
あるいは、ちょっとした気づきから
「未来に残るもの」を選んでいくか。
これからの人生を、
“満足の積み重ね”で埋めたいなら、
まずは“買い方”のルールを見直してみませんか?
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