銀行で保険加入をおすすめしない理由【その3〜最終回〜】
「あなたの人生に関心がない人」から保険をすすめられていませんか?
こんにちは。
保険を売らない独立系ファイナンシャルプランナー、下田幸彦です。
前回までの記事では、銀行窓口で保険に加入することの注意点として、
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保険にはさまざまな手数料などのコストが含まれていること
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担当者が数年おきに異動し、継続的なサポートが受けにくいこと
の2点をお伝えしました。
今回はその最終回として、
「あなたの人生に関心がない人が保険を売っている」という根本的な問題についてお話しします。
転勤ありきの体制がもたらす“他人ごと”感
銀行をはじめとする金融機関の営業担当者は、3年を目安に異動があります。
どれだけ感じのいい担当者でも、数年後には別の支店へ。
つまり、「一緒にあなたの将来を考えてくれる存在」ではなく、あくまでその場限りの販売担当者です。
しかし、あなたの人生設計や保障の必要性は、3年では終わりません。
むしろこれから10年、20年と続くはずです。
利回りがいいから」だけで勧められた保険の行き着く先
よくあるセールストークに、
「預金より利回りがいいですよ」「元本保証より少し増えますよ」
といったものがあります。
もちろん、金融商品として利回りを比較すること自体は悪いことではありません。
しかし、問題なのは「あなたが何のためにお金を預けるのか」が無視されていることです。
たとえば――
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車の買い替え時期が近い
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自宅のリフォームを予定している
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教育費のピークが迫っている
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住宅ローンの金利が切り替わるタイミング
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親の介護で収入に変化があるかもしれない
こうした「これから必要になるかもしれないお金」を、安易に引き出せない保険に預けてしまったら…?
いざという時に、「解約返戻金が元本割れ」してしまうリスクがあることをご存知でしょうか?
預金と保険の決定的な違い
銀行預金は、原則として元本保証です。
いつでも自由に出し入れでき、生活の変化にも柔軟に対応できます。
一方、保険はそうではありません。
特に契約から数年で解約した場合、戻ってくる金額は払い込んだ額を下回ることがほとんどです。
にもかかわらず、「預金よりマシ」というだけで保険を勧められるのは、まさに人生の全体像を見ていない証拠です。
保険に入る前に、自分の人生を見渡す
保険は「人生のもしも」に備える手段の一つでしかありません。
本来はあなたのライフプランに沿って考えるべきものです。
にもかかわらず、
「売ること」だけが目的になっている営業トークに乗ってしまえば、
本当に必要な時にお金が使えない、
という状況を自ら作ってしまうことになります。
最後に大事な質問です
あなたの人生で、いつ・どれだけのお金が必要になるのか。
それを一緒に考えてくれる相手は――
銀行の窓口の担当者で、本当に大丈夫ですか?
保険に入る前に、「自分に合った選択」をするための相談先を選びましょう。
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