銀行で保険に入ってはいけない理由【その2】
~「担当者が変わる」は、想像以上に不安のもと~
こんにちは。
「保険を売らないファイナンシャルプランナー」の下田幸彦です。
前回は
「なぜ銀行で保険に入るのをおすすめしないのか?」というテーマで、3つの理由のうち【その1】をお伝えしました。
今回は、【その2】──
「担当者が定期的に異動してしまう」ことの問題点について掘り下げていきます。
金融機関の「担当者」は、長くそばにいてくれません。
銀行や証券、保険など、いわゆる金融機関の窓口担当者には3年に1回くらいの転勤がつきものです。
「まあ、普通の会社員だから仕方ないよね」
──そう思われたかもしれません。
でも、これが保険加入となると話は別です。
たとえば、こんな事態に…
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加入した保険に重大なミスがあっても、担当者はすでに異動済みで、誰にも責任を問えない
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担当者が変わるたびに、毎回違う保険商品を提案されてしまう
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いざ保険金を請求したいときに、窓口の人が誰もわからない
…あなたは、こんな保険に安心して入れるでしょうか?
実は、銀行は「保険の専門家」ではありません。
ここは意外と見落としがちなポイントです。
銀行の本業は「融資」──お金を貸すことです。
保険を売ってはいますが、
それはあくまで保険会社の代理店としてであって、契約の締結権も持っていません。
つまり、ショッピングモールにある保険ショップと立場は同じなんです。
銀行のブランドに安心感を持つ気持ちはわかりますが、保険に関しては中立的な専門家とは言えないのが現実です。
ノルマのある営業トークにご注意を
多くの金融機関では、**担当者に販売ノルマ(営業目標)**が課されています。
その結果、「前回の契約はなかったことにして、今月はこちらの商品を」
…といった、乗り換え営業が行われることもあります。
「洋服を買いに行ったら、サイズが明らかに合ってないのに『似合ってますよ』って言われたこと、ありませんか?」
保険は試着もできないし、体感もできません。
だからこそ、「この人は本当に私のことを思って提案してくれているのか?」を見極めるのがとても難しいのです。
見極めるには? → 第三者のアドバイスを!
営業トークに惑わされないためには、
自分が賢くなるか、利害関係のない第三者に相談するのがベストです。
私のような「保険を売らない」立場のファイナンシャルプランナーは、こうした相談のセカンドオピニオンとして最適です。
保険金請求のとき、誰があなたを助けてくれますか?
保険を使うのは、多くの場合、人生の一大事。
たとえば…
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入院してしまった
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家族が亡くなった
そんなとき、頼りにしたいはずの保険担当者が…
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すでに異動していない
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そもそも名前も顔も覚えていない
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電話が平日の9〜15時しかつながらない
…という状況だったら、どう感じますか?
「いざという時に顔が見える担当者」が必要です
理想は、10年以上現場で経験を積んだプロの保険担当者とつながっておくこと。
保険を契約する時だけでなく、
請求の時にもすぐ連絡できて、親身に対応してくれる存在がいれば、本当に安心です。
もし、今の自分にそんな人がいないのなら──
一度、中立な立場からの「保険セカンドオピニオン相談」を受けてみてください。
▼あなたの保険、本当に今のままで大丈夫ですか?
もし今、「何かあった時、誰に相談したらいいか分からない…
そんな不安を感じているなら、最初の一歩は 『現状を知ること』 から始めましょう。
保険、入っておいた方が安心ですよね?よく分からないけど…。
と思っていませんか?
実はその“なんとなく加入”が、将来の資産形成を邪魔しているかもしれません。
保険を販売しないFPだからこそできる、しつこさゼロの中立アドバイス。
「自分に本当に必要な保障だけ」に整えませんか?
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