このようなお話はお断りしています。
先日、留守電に知らない番号からのメッセージが残っていました。
「〇✕生命の△□と申します。」
…ああ、またか。
折り返してみると、
案の定「当社の商品をお取り扱いしませんか?」という営業の電話でした。
要するに、生命保険の代理店契約をしてほしいというお話です。
ご存じない方も多いかもしれませんが、保険会社の社員には「保険商品を売る」ことに加えて、「新たな代理店を開拓する」という目標が課されていることがあります。
(最近は「ノルマ」とは言わないようですが、実質的には評価に反映される目標…ですよね。)
今回も丁重にお断りしました。
私は保険を販売していない、
独立系のファイナンシャルプランナーですから。
そもそも今の時代、生命保険はどこででも加入できます。
ショッピングモールの保険ショップに行けば、複数社の保険商品を比較して選べるようになっています。
(もちろん「どんな担当者に当たるか」は運もありますので、人を見る目も大事ですが…)
そして、ここが大事なポイントです。
多くの方が、保険を選ぶ順番を間違えています。
正しい保険選びのステップとは?
正しい保険選びには4つの段階があります。
-
自分にはどんなリスクがあるのか?
-
そのリスクは、保険で備えるべきものか?(手元資金でまかなえるものもあります)
-
いつから・いつまで・いくら備える必要があるのか?
-
最後に、その条件に合う保険商品を選ぶ
でも実際に保険の現場では、
いきなり「4. 保険商品を選ぶ」から始めてしまう人がとても多いのです。
営業担当者にいきなり商品説明されて、「なんとなく良さそう」と思って加入してしまう…。
じっくりリスクの棚卸しもせずに、です。
これは、たとえるなら…
はじめて入った洋服店で、店員さんのおすすめを、試着もせずに買ってしまうようなもの。
そして家に帰って着てみたら、
「あれ?思ってたのと違う…。失敗したかも…。」😱
こんな経験、ありませんか?
洋服なら、失敗しても次回に活かせます。
でも保険は違います。気軽に「試着」できません。
しかも、保険はその性質上「役に立たなかった」と実感する場面が極端に少ない。
(しかもその時は”時すでに遅し”となっています)
保険選びで後悔しないために
保険というのは、家計の中でも「見えにくい支出」でありながら、長期的にみると大きな金額になります。
だからこそ、「保険商品を選ぶ前の準備」がすべてです。
自分のリスクを知り、備えるべき範囲と金額を見極める。
それが終わってから、ようやく「どの保険商品が合っているか?」を検討するのが正しい順序。
この考え方を大切にしているからこそ、私は今も保険を「売らない」FPを続けています。
ご相談はいつでも歓迎ですが、
このような営業のお話は…ごめんなさい、お断りしています。
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