えっ、保険を売ってないんですか?──とある名刺交換での会話から
「どこの保険を扱ってるんですか?」
これは、金融業界の方と名刺交換をすると、ほぼ100%の確率で聞かれる質問です。
私:「どこも扱っていませんよ」
相手:「えっ…じゃあ、どうやって収益を?」
こう聞かれたら、
私はにこやかにこう答えるようにしています。
「ご相談料と講演料、執筆などですね」
すると、大抵の方は「珍しいものを見るような目」で「へぇ〜…そうなんですか」と言って会話が終わります(笑)。
以前は丁寧に「保険や投資信託は販売せず、相談料で成り立っている独立系のFPです」と説明していましたが、最近はもう、ニコッと笑って一言だけ。
「はい、保険も投信も、売ってませんよ」と。
保険会社の人にとっては、代理店開拓先(=保険会社のお客さん)にならないからガッカリしたのかもしれませんし、保険販売をしている方から見れば、確かに「なんだコイツ?変なやつ」と映るかもしれませんね。
なぜ私は保険を“売らない”のか?
もともと私はITエンジニアとして働いていました。
金融の世界に飛び込んだのは、「中立的にお金の相談ができる存在」=ファイナンシャルプランナーに惹かれたからです。
最初に就職したのは、来店型の保険ショップ。
いわゆる“保険代理店”です。
複数の保険会社の商品を扱い、
お客様に最適なプランを提案する──そんなふうに聞こえるかもしれませんが、実態は少し違いました。
保険代理店の収益源は、「手数料」です。
どこの保険会社の商品を、どれだけ販売したかで手数料が決まります。
つまり、高額な保険を売れば売るほど、会社も担当者も儲かる仕組みです。
私はその仕組みの中で、店長として数字を追い、部下に「売れる保険の提案方法」を指導していました。
でも、あるときふと思ったのです。
「これって、本当にお客様のためになっているのだろうか?」
“中立な立場で、本音のアドバイスがしたい”という初心に立ち返った
私が目指したのは、数字を追うことでも、表彰されることでもなく、「本当にその人の役に立つアドバイスをするFPになること」でした。
だから試してみたのです。
「保険が必要な人には勧める。でも、不要な人には“いりませんよ”と正直に言う」。
…当然、売上は落ちました(笑)。
でも、不思議なことに、心はどこか軽くなりました。
保険代理店5年目に店長は辞め、
私は一社員として、お客様の悩みに真正面から向き合うようになりました。
行き着いた結論:「誰のために働くのか」
保険代理店にいる限り、売上は保険会社からの手数料です。
(間接的に見ればお客様が払った手数料の一部が代理店の手数料になりますが・・・)
だから、どうしても“お客様の方”ではなく、“保険会社の方”を向かざるを得ない。
その構造に気づいたとき、私はこう考えました。
「お客様が、直接FPに相談料を払う形にすれば、もっとフェアにアドバイスできるのでは?」
売上の源泉が「お客様」になる。
だからこそ、「あなたに保険は不要です」と正直に言えることも、お客様の利益になる。
これが、私が「保険を売らないFP」として独立した理由です。
“売らない”からこそ、正直に言える保険のこと
現在は、「保険セカンドオピニオン相談」というサービスを提供しています。
保険を販売しないからこそ、ムリ・ムダ・モレ・重複、そして ”足りない保障” まで、正直にお伝えします。
中には、「そんなこと保険屋さんに教えてもらえなかった…」と、ショックを受ける方もいらっしゃいます。
でも、それでムダな保険に入り続けることが防げたなら、本当に良かったと思います。
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保険をよく知る保険を売らないお金の専門家の
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売らない立場だからこそ、本音で話せます。
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