スマホが壊れた日、“分散”の大切さを痛感した話
こんにちは。
青い森FPの下田です。
今回は、日常でよくあるトラブルをきっかけに、「分散」という考え方の大切さを改めて感じた出来事について書いてみたいと思います。
スマホ1台に頼る暮らしの落とし穴
ある日、知人からこんな話を聞きました。
スマホのソフトウェアをアップデート中に、突然エラーが起こり、再起動もできず、完全に使えなくなってしまったそうです。
しかも、格安スマホに乗り換える途中だったため、キャリアショップのサポートも受けづらく、ネットも使えない、電話もできない、マップも見られない――
完全に“オフライン状態”に陥ってしまったとのこと。
頼みの綱は、記憶に残っていた実家の電話番号。
久しぶりに公衆電話から連絡を入れた、という話でした。
一点依存の怖さ
この話から強く感じたのは、
「ひとつのものに頼りすぎる怖さ」
スマホが壊れるだけで、連絡手段も、情報収集も、移動も、決済も…すべてが止まってしまう生活。
いまや多くの人が“スマホ1台で完結する暮らし”をしていますが、それが使えなくなったときの影響は、想像以上に大きいのです。
投資や家計も同じ。分散は“保険”であり“仕組み”
この出来事は、私たちのお金の管理や投資の考え方にも通じます。
たとえば――
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収入源が1つしかないと、体調や勤務先の都合で収入が止まったときに生活が揺らぐ
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オール電化の住宅で電気代が急騰すれば、家計に一気に影響が出る
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投資商品を1本に絞っていた場合、相場が下がると資産全体が大きく目減りする
だからこそ重要なのが、「分散」という視点です。
分散とは、単に複数に広げるというよりも、
「何かがうまくいかなくても、他でカバーできる体制を整えておくこと」
暮らしも、お金も、投資も。
1つがダメでもすぐに立ち直れる“仕組み”を作っておくことが、安心して過ごすための土台になります。
分散=“予備を持っておく”という感覚
スマホの話に戻るなら、もし古い端末を1台だけでも残しておけば、Wi-Fiにつないで一時的に使うこともできたはずです。
格安スマホを選ぶのも、コスト的には良い選択ですが、
「セルフサービスが前提の世界」だからこそ、万が一への備えが必要なんですよね。
まとめ:壊れて困るものほど、バックアップを
「まさか、こんなときに限って…」ということは、意外と身近で起こります。
スマホも、収入も、資産も。壊れたとき・止まったときに、“もう一つの選択肢”があるか?
それがあるだけで、気持ちも行動もまったく変わってきます。
暮らしの安心は、“備えのバリエーション”から生まれるのかもしれませんね。
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