“ちょっと高いけど、本当にいいもの”を選んだら、暮らしが整いはじめた
会社員時代、
健康診断でコレステロールが少し気になる数値が出ていました。
それをきっかけに、
「毎日体に入れているもの」を見直すようになったんです。
まず取りかかったのが、調味料の見直しでした。
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オリーブオイル
→ ペットボトルの安価なものから、瓶入りのコールドプレス製法に(※低温で圧搾することで栄養が壊れにくい製法)
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塩
→ 食卓塩から、ミネラルを含む自然海塩へ -
砂糖
→ 白砂糖から、てんさい糖(血糖値が緩やかに上がる)へ -
みりん
→ 「みりん風」から、本みりんへ
価格は2〜3倍。でも意外な効果が…
もちろん、
どれも今まで使っていた商品の2〜3倍の価格。
最初は値札を見て「えっ」と思いました。
でも、不思議なことに…
「高いからこそ、自然と大事に使うようになった」んです。
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調味料をムダにしないよう工夫するようになりました。
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市販の「〇〇の素」は買わず、基本調味料で手作りするようになりました。
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自炊が自然と増えて、なんとなくの外食が減りました。
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冷蔵庫の中がシンプルに。定番が決まり、無駄買いが減りました。
自炊が「イケてない」から「ご馳走」に変わった
実はそれまで、
自炊=節約のための苦肉の策
というイメージがどこかにありました。
ちょっと貧乏くさいというか、
「イケてないな…」と感じていたんです。
でも、自分の納得した基準で選んだ食材を使うようになってから、
その気持ちがガラッと変わりました。
料理に手をかけることそのものが、
自分を大切にする行為のように感じられるようになったんです。
もちろん、外食することもあります。
出張のときや、誰かとランチを楽しむ時間は、今も大切です。
でも今の私は、自分で作ったお昼ご飯を
「ちょっとしたご馳走」のように感じています。
「選ぶ基準」を持つと、生活が整い始める
この体験から気づいたのは、
「安い方を買うだけが正解じゃない」、ということ。
むしろ、
“自分の基準で選ぶ”ことが、無駄遣いを減らす近道なんです。
たとえば…
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添加物を避ける
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国産を選ぶ
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製法にこだわる
こうした自分なりの基準があると、
余計な誘惑にも流されにくくなります。
「安いから」「なんとなく」で買っていたものが、本当に必要かどうか、見えてくる。
結果的に、
心にも体にもやさしい生活と、スリムな家計が実現していきました。
値上がりの時代でも、定番があると強い
ここ数年で、あらゆるモノの価格がじわじわと上がっていますよね。
でも、自分の中で「買う定番」が決まっていると、影響は意外と限定的です。
価格が上がったとしても、
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買う商品が固定されている=価格の変動を把握しやすい
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普段買わないものの値上げ=そもそも家計への影響が小さい
つまり、選択肢をしぼることで価格の波に振り回されにくくなる。
これも「基準を決める」ことの、思わぬメリットでした。
まとめ:お金を“選び直す”という視点
「節約=我慢」ではなく、
「納得して使う=満足度が高まる」
それが、今の私の家計スタイルです。
そしてこれは、
家計だけでなく、保険や投資、老後の資金設計にも共通します。
“なにを選び、なにを手放すか”は、人生そのもの。
📘 そんな視点から家計や人生を整えるための小冊子をつくりました
\ 50代からの「人生とお金」を整える準備ノート /
「節約しなきゃ…」と思っている方にこそ、読んでいただきたい一冊です。
・老後が不安なのはなぜか?
・家計・保険・投資の見直し方
・自分の“選ぶ基準”を見つける5つの視点
など、読み進めるうちに「そうか、ここから考えればいいんだ。」と気づける内容です。