初心者こそ要注意!「投資信託から始めよう」の落とし穴
「投資を始めたいけど、何から手をつけていいのかわからない…」
そんな相談を受けることがよくあります。
そのたびに耳にするのが、
「初心者だから、まずは投資信託からが安心ですよね?」
という言葉。
でも、ちょっと待ってください。
実はこの考え方こそ、資産形成を遠回りにしてしまう落とし穴かもしれません。
投資信託が“安心”と言われる理由
確かに投資信託は、プロが運用し、複数の銘柄に分散投資されている商品。
一見、初心者にやさしい商品に思えます。
しかし、だからこそ盲目的に「安心」と思い込んでしまう人が多いのです。
でも、本当に安心?「手数料」に注目!
投資信託には、大きく分けて3つの手数料があります。
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購入時手数料(販売手数料)
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信託報酬(保有中のコスト)
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信託財産留保額(解約時コスト)
例えば、購入時手数料が3%、信託報酬が年1.5%かかるファンドを買ったとします。
仮にあなたが100万円でその投資信託を買ったら…
初日に97万円になり、
その後1年経っても、運用益が出ていなければ手数料だけで約4.5万円の損になります。
これって、本当に“安心”といえるでしょうか?
さらに問題なのは「売る側の事情」
ここが、FPとしてどうしても伝えておきたいポイントです。
金融機関の窓口で「初心者の方におすすめですよ」と勧められた投資信託。
実は、販売員が会社から高い手数料収入を得られる商品であることも少なくありません。
つまり、あなたの将来のためというより、売る側の都合で選ばれた商品であることもあるのです。
投資信託を全て否定しているわけではありません
ここまで読むと、「投資信託はダメなんだ」と思う方もいるかもしれませんが、決してそうではありません。
きちんと仕組みを理解し、手数料の仕組みを把握し、信頼できる情報源から選ぶことができれば、
投資信託は資産形成において有効な選択肢の一つです。
でも、「なんとなく安心だから」「みんなやってるから」
そんな理由で選ぶのは、非常にもったいないと思うのです。
まとめ:選ぶ前に、まず“学ぶ”
投資において「よくわからないまま始めた」は、大きな失敗のもとになります。
まずは、手数料の仕組みや商品の特性を知ること。
それから、「なぜ投資するのか」「いつまでにどんな目的で使うお金なのか」といった、
自分の目的に合った商品選びをすること。
この順番が何より大事です。
「なんとなく投資」は卒業しませんか?
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