どんだけ下がるの?フラット35金利過去最低を更新!
さて、2016年も半分終わり、7月に入りました。
今回のテーマは「住宅ローン」です。
フラット35の金利過去最低を更新
返済期間が21年以上35年以下の場合、(ほとんどの方はこっちでしょう)
融資割合9割以下なら ⇒ 0.930%
融資割合10割なら ⇒ 1.370%(0.930%+0.44%)
返済期間が20年以下の場合、
融資割合9割以下なら ⇒ 年0.850%
融資割合10割なら ⇒ 年1.290%(0.850%+0.44%)
とうとう35年固定金利の住宅ローンが1%を切りました。
3年ほど前は全期間固定金利は1%後半~2%前半だったんです。
ちょうど3年前のH25年7月の金利(返済期間21年以上9割以下)は2.050%でした。
つまり、3000万円の住宅ローンを35年返済で組むと
2.050%なら 毎月返済額は 100,150円(35年の総支払額は 4206万3153円)
0.930%なら 毎月返済額は 83,710円(35年の総支払額は 3515万8430円)
その差額は 16,440円!(総支払額は690万4800円)
ということは、3年前にフラット35で住宅ローンを組んだ人は今住宅ローンを組む人と比べて35年で約700万円も多く払うということです。
返済額から計算すると、3年前に3000万円の住宅ローンを組んで約10万円の返済が可能な人は、今なら3600万円の住宅が購入になるという事です。
<計算例>
3600万円の住宅ローンを35年返済で組む場合、
0.930%なら 毎月返済額は 100,452円(35年の総支払額は 4219万116円)
順番を間違ってはいけません!!
さて、ここまで見てくると
「それならウチもマイホーム買おうかな♪買えるかな♬ 今度の週末見学に行ってみよう」
となりがちですが、待ってください!!
そのマイホーム、金利が安いから買うんでしょうか?
それって、今日はタマゴが安いから爆買いするのと考え方は同じです。
(タマゴは食べ物、家は資産だと言う反論もあるかと思いますがそれについては別の機会でお伝えします)
Q.将来的な転勤や実家に戻る可能性はありませんか?
Q.親の介護で夫婦共働きから方働きになる可能性はありませんか?
Q.子供が2人目、3人目と生まれた時、奥さんは産休、育休をとって家計の手取りは減りませんか?
Q.離婚の可能性はありませんか?
あなたのこれからの生活にマイホームが必要なタイミングなら絶好の購入チャンスかもしれません。
しかし、そうでなければまずは自分のライフプラン(ライフスタイル)を考える事から始めてみる事をおすすめします。
週末のモデルハウス見学に出かける前に家族でちゃんと相談してからいきましょう!
プレゼント目当てで行くのはできれば避けましょう。
下田幸彦

- FP事務所・青い森マネードクターズ代表
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保険などの金融商品を売らない独立系ファイナンシャルプランナー
IT×保険×住宅業界の経験から『デジタルマネー時代のお金の専門家』として40代の働く女性向けに「人生後半にお金でコケないお金の自信と計画」をサポートしている。
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