ファイナンシャルプランナー、財務コンサルタントの下田幸彦です。

今回は中小企業の経営者のための、

銀行融資を有利に進めるために押さえておきたい、決算書と財務のポイントについてお伝えします。

これまであなたは銀行から融資を受けるのに苦労したことはありませんか?

それは、銀行側のモノの見方を知らなかったからかもしれません。

相手側の視点で物事を見れば、融資を受けるハードルも軽くなると思いますので、今回は銀行融資を受けるために理解しておきたい事をまとめておきます。

 

銀行融資の審査は大きく2段階

銀行が融資判断するために大きく2段階で審査を行います。

第一段階は決算書の情報から判断する定量評価(客観的な評価)

第2段階は社長の人柄などの定性評価(主観的評価)

実は第3段階もあります。それは実態決算書です。
(例えば回収できない売掛金などを省くなど、本当の経営状態に近づけた決算書を作って分析することです)

その中で、もっとも重視されるのが、第一段階の定量評価です。

 

決算書情報を元にした定量評価が重要

ここがダメだといくら社長の人柄がよくても融資は難しくなります。

では、決算書はどこをどう見られているのか?ですが、

銀行が経営状況を分析する時、あるルールに則って採点、ランク分けしています。

 

定量評価は4科目129点満点

あなたの会社の決算書はあらゆる角度から採点されます。

その採点の基準は4分野あり、13項目の基準で採点され、129点満点です。

4分野とは『安全性』『収益性』『成長性』『返済能力』です。

これらの4分野毎に分析項目があり、13項目で採点されます。

そして、満点は129点です。

では、点数によって何が変わるんでしょうか?

 

そして銀行は企業を採点し、10段階で格付けをしている(社長の通信簿)

採点結果は10段階でランク分けされます(1が最高ランク、10は最低ランクです)

これを債務者区分といいます。この中でランク1~6は正常な融資先(合格ライン)、

7以下は要注意先、破綻懸念先、破綻先、実質破綻先と区分されて融資が受けにくくなります。

できれば融資条件を有利にしておくためにランク6までに入っておきたいですね。

 

これだけは抑えておきたい3つの財務分析指標

銀行融資を有利に受けるために経営者として押さえておきたい財務指標を3つご紹介します。

  1. 流動比率
    これは安全性を測るための項目の1つで、短期的な支払い能力を表します。

    流動比率(%)= 流動資産 ÷ 流動負債 × 100で計算します。

    この比率は200%超が目安です。

  2. 自己資本比率

    これも安全性を測るための項目の1つで、この比率が高いほど長期的安定性が高いと言えます。

    自己資本比率 = 自己資本 ÷ 資産合計 × 100

    この比率の目安は30%~50%です。

  3. 債務償還年数

    今の借入金が利益によって完済されるまでにかかる年数を測る指標です。

    債務償還年数 = (長期・短期借入金合計 + 社債) ÷ (営業利益 + 当期減価償却実施額)

    この指標の目安は10年以下です。

さぁ、上の3つの指標は目安と比べてどうでしたか?

有利に融資を受けるためにも最初の一歩として現状分析からはじめてみましょう。

自社の財務状況を確認したいなら、今なら無料で診断が可能です。

今月は限定3社までとなっております。(3期分の決算書をご用意ください)

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名刺用下田幸彦
青い森マネードクターズ 代表
『お金を活かすコンサルタント』として青森県でセミナー、個別相談を中心に活動中。住宅ローン借り換え・相続対策・中小企業財務が専門。
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