先進医療特約が無い?その理由だけで医療保険を切り替えますか?

ここ数年で保険会社の医療保険やがん保険などの第3分野商品が更に充実してきました。

特に、先進医療特約はほぼ全ての保険会社の医療保険やがん保険に特約(オプション)でつける事が可能になりました。

最近では、これまで特約だった「先進医療」のみを保障する保険まで出てきました。

参考:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「Link x coins(リンククロスコインズ)

この保険はネット限定保険であること。

1年更新で、69歳まで契約が可能になっています。

保険料は年齢、性別に関わらず500円なので、

一般的に医療保険に特約をつけた場合の保険料と比べると少し高い方だと思います。

(通常の先進医療特約の保険料は100円程度)

 

しかし、この先進医療特約の加入だけを目的として今の医療保険を切り替えるのは一生涯で考えるとお金をドブに捨てることになるかもしれません。

もし、あなたの医療保険に先進医療特約がついていない事を理由に新しい保険をお勧めしてくる保険営業マンがいたら少し慎重に考えてみてください。

特約目当てで医療保険を切り替える3つのデメリット

デメリット1.加入時の年齢が上がっているためベースの保険料が高くなることがある

最近では、加入したら保険料が一生上がらない「終身保障」タイプが主流ですね。

裏を返せば、加入時の保険料が高いと一生高い保険料を払うことになります。(当たり前ですが)

そして、一般的に保険は加入する時の年齢が高いと保険料も高くなります。

(一部の年齢では逆転現象もあるようです)

つまり、保険は年をとってから入ると高くなるので、数年毎にコロコロ切り替えるのは結果的に一生涯で保険に使う金額を増やすことにつながります。

その分貯蓄に回せるお金が保険に回るので手元に残るお金は減りますね。

毎月1,000円なら1年で12,000円、10年で12万、20年で24万

 

世間的に認知度も上がってきて費用対効果が大きい先進医療保障は思わず「欲しい」と思うでしょうが、

必ずしも保険の切り替えがあなたにとっての正解とは限りませんので慎重に検討してください。

デメリット2.加入時の健康状態によっては不利な条件で契約することになる

これはに当てはまると思いますが、「今日が人生で一番若い日だ。」ということです。

(ここで言っているのは精神的な若さのことではありません。)

そして、多くの人にとっては「健康も同じこと」です。

私が保険販売をしてきた経験から、40歳前後に健康診断で高血圧、高コレステロール、尿酸値で経過観察や再検査指摘を受ける方が多いように思います。

私は30代前半まで、なんともなかったんですが、30代後半になって急にコレステロールが高くなってきました。

医療保険は生命保険よりも加入基準は厳しい傾向にあるため、健康状態が悪化してくると加入条件が厳しくなります。

加入条件が厳しくなる条件とは主に2つあります。

1.保険料が割り増しされる方法(業界用語で「P増し」といいます)

2.身体の一部を一定期間保障対象外とする方法(業界用語で「部位不担保」といいます)

1については本来の保険料より高い保険料をず~っと払い続けることになります。

上の2つの条件は片方だけの事もありますし、ダブルで適用されることもあります。

(それはあなたの健康状態次第です)

条件は加入するに見合わない場合は、申込自体をキャンセルすればよいですが、

ある1つの特約欲しさだけにもっと不利な契約になるっていうのはどうなんでしょう?

保険販売現場では実際にこういうこともありますのでここでも慎重に考えましょう。

デメリット3.新しい保険が出たら同じことの繰り返し

これは、デメリット1ともつながる話です。

保険のしくみは、非常にシンプルです。

契約のメインになる「主契約」と契約のオプションになる「特約」から構成されています。

木に例えると、主契約は「木の幹」で、特約は「枝や葉」にあたります。

車に例えると、主契約は「車のボディ」で、特約は「オーディオ、エアコン、カーナビ」などです。

なので、特約だけを残す事はできない。ということです。

もしあなたが、ある特約のついた保険欲しさで昔加入した保険を辞めてしまうのは、新しいカーナビ欲しさに車ごと買い換えるような買い物をする事になりかねないということです。

でも、技術の進歩とともに世の中の製品や商品は常に新しくなっていきますから、また新しいカーナビが出る度に車ごと買い替えていたらどうでしょうか?

お金はいくらあっても足りませんね。

(販売する側はそういうお客さんが増えてくれれば儲かりますけど)

結構拡大解釈でお伝えしましたが、保険選びではよく行われています。

おそらく金額が少額なのであまり気にとめないからでしょう。

でも、こういう視点を持つ事が老後の資産作りには欠かせません。

 

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